「俺はいいコンサルだから交通費がもらえる」をステータスとして考える人に近づくべきでない

いわゆるコンサル型の仕事をしている人にあった話である。
弁護士や税理士、社会保険労務士といった士業の人だと、訪問しての仕事の場合、交通費がメニュー化されていることが多いが、
経営コンサルなどのコンサルタント業務では交通費をとる、とらないの判断は、その会社それぞれに委ねられているし、実際は交通費まではとらないところがほとんどである。

今回は、コンサル契約をするとき、必ず交通費を請求するという男性コンサルの例。
例えば定期的に他府県に行こうとするなら話はわからないでもないが、訪問頻度は不定期、数百円でも請求するらしい。
よほどの近距離出ないかぎり、たとえ地下鉄2駅分でもというから相当徹底している。

しかも、面白いのが、その交通費を請求できるということを、自分自身のステータスとして捉えているというから恐れ入る。
「俺、交通費出してもらうほどのコンサルなんだぜ」という風な発言を自分の部下のみならず親しい間柄にでもいい広めるのだとか。
期待されないコンサル=交通費出してもらえないというヒエラルキーを自ら作り出しているということか。

当たり前だが、クライアントレベルからすると、もともと期待しているからコンサルを頼むのであって交通費を請求されたら、
「まぁここは必要なんだろ」と思うことがほとんどで、不定期、しかも全体のウェイトが低ければどうってことない支出である。
それを、わざわざ交通費も出してくれるなんて、俺ってすごいと勝手に解釈しているから、このミスマッチの時点でコンサルタントとしての状況を読み解く力としては大きく欠けていると言わざるをえない。
しかも、逆にもし成果が出ない場合、これは大きな逆作用となって跳ね返る。「交通費もだしてやっているのに!」とわずかな金額に執着しているがために逆に怒りポイントが増す結果となってしまう。

この予測を裏付けるかのように、彼の受け持つコンサルはだいたい半年~1年くらいでフェードアウトしてしまう。
本当に残っているのが全数の15%くらいというから驚きだ。
しかし、では彼自身もフェードアウトしているかといえばそうではなく、新しくクライアントを見つける能力には長けているので、
またぞろ今日もどこかで交通費を請求しているのだろう。まさに焼き畑農業。
何か頼もうとしているあなたも、交通費を請求された場合、その根拠はなんなのか、元々の費用に含まれないのか、十分に検討することをおすすめする。

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