リスクヘッジを細かくしすぎると本質が見えなくなる事例

ある成果物についての商談の最中、客先に卸す代理店の方とスケジュールの話になった。
「○○日にします?」「そうですね、ちょうどいいと思います。」
とまとまりかけた次にこのような発言が飛び出した。

「それで、何時頃にしましょうか?」

ん、日にちはさておき、時間まで指定するのはなにごと?
この物は、時間によって、納期が押しているものでもないし、品質が変わるものではないし、これまで他のどこでも時間を指定することまではなかった。
一般的に考えて営業時間内の何処かで納品するというくらいだろう。
そもそも、この物を使って新たなプロジェクトをスタートさせるものであって、そこからまた時間がかかるので、当日の何時というファクターはそれほど重要にならない要素である。

そう問い詰めると、
「いや、お客さんを安心させようと思いましてリスクヘッジを…」となんだかよくわからない返事。
安心させるということは、時間指定がないと安心していないのであって、つまり、この成果物の本質がどのようなものであるかということを
客先がそもそも知っていないのか…と疑問に思ってしまう。
それを伝えると、恐縮しきりではあったが…。
お客を安心させるという中から出た言葉だと思うが、逆にそこまで細かく詰めることによって、関係各位が物の本質を理解していないことが露呈してしまう一見であった。

みんながすすめているからって、自分に効くとは限らない

ブログをはじめてから、ビジネスに関する話題ばかりしてきたので、たまには別の話題でもしてみよう。
ネットショッピングを利用すると、よく

  • 「××%が満足!」
  • 「殆どの人が効果を実感!」
  • 「ランキング第一位!」

などといったキャッチコピーがど派手な装飾と共に見かけることができる。
しかもけっこう大きく、上の方に配置されていたりするので、読んでいくうちにあれ、これどんなものだったかな?と忘れることすらある。
誰でも損したくない。ならば他の人が評価しているものだから大丈夫だろうと、共感されやすいから購入が伸びるという現れなのであろう。

ただし、これには前提条件がある。誰が使っても同じ効果が現れると確信できるものであったら、この擬似人柱戦術は大いなる効果をもたらすであろう。
問題はそうではない場合。つまり、同じ性能でも、人によってその効果の現れが違うという場合である。

では、どんなものが該当するのだろうか?
一番該当するのが、運動器具、もっと具体的に言えばEMSの腹筋ベルトであろう。
これには、前提として、規則正しく、一定時間の装着が必要となるし、また、始める前の人それぞれの筋肉の状態にも左右される。
例えば、ブヨブヨでどうにもならない腹を持った人が、規則正しく装着したとしても、せいぜい肉がとれて少しスマートになれる程度。CMで見るような筋肉隆々にはとてもなることはできない。
逆に普段ある程度運動している人だと、筋肉がつくことが期待できるかもしれない。

もうひとつ、それは育毛剤である。
その回復までのにチェックすることは、EMSよりもっと複雑で、

  1. 薄くなっている場所(つむじとか生え際とか)
  2. 薄くなっている原因(肉体的か精神的か)
  3. どれくらい年月が経っているか(立ちすぎると毛根が死滅するのでそもそも生えない)

と、ここまでくれば、人によってかなり違うことがおわかりであろう。自分の状況とウリ一つの人間を探すことのほうが難しい。
それなのに、多くの人が実感!、数々のランキングで1位!というキャッチコピーが全く通用せず、ただの気休めということがわかる。
今日はてなブックマークで偶然見つけたのだが、このホームページではある育毛剤を7ヶ月使って全く効果が出なかったことが記されている。まあご愁傷様としかいいようがないが、この育毛剤を買うきっかけとなったのも「97%の人が実感!」というキャッチコピーに惹かれたからであって、それが現実的には自分にとって全く意味のないことを自覚していれば、そもそも買う事もなく、こんなページを作ることもなかったはずだ。

特に体を変える、症状を治すといった商品について、口コミに基づく満足度、ランキングなどは、その根拠となる元データが自分と同じ状況出ないかぎり全く信用できるものではない。
それを覚えておけば、数字のマジックに惑わされず、本当に良い物だけを見極めることができる眼力を養うことができるはずだ。

「俺はいいコンサルだから交通費がもらえる」をステータスとして考える人に近づくべきでない

いわゆるコンサル型の仕事をしている人にあった話である。
弁護士や税理士、社会保険労務士といった士業の人だと、訪問しての仕事の場合、交通費がメニュー化されていることが多いが、
経営コンサルなどのコンサルタント業務では交通費をとる、とらないの判断は、その会社それぞれに委ねられているし、実際は交通費まではとらないところがほとんどである。

今回は、コンサル契約をするとき、必ず交通費を請求するという男性コンサルの例。
例えば定期的に他府県に行こうとするなら話はわからないでもないが、訪問頻度は不定期、数百円でも請求するらしい。
よほどの近距離出ないかぎり、たとえ地下鉄2駅分でもというから相当徹底している。

しかも、面白いのが、その交通費を請求できるということを、自分自身のステータスとして捉えているというから恐れ入る。
「俺、交通費出してもらうほどのコンサルなんだぜ」という風な発言を自分の部下のみならず親しい間柄にでもいい広めるのだとか。
期待されないコンサル=交通費出してもらえないというヒエラルキーを自ら作り出しているということか。

当たり前だが、クライアントレベルからすると、もともと期待しているからコンサルを頼むのであって交通費を請求されたら、
「まぁここは必要なんだろ」と思うことがほとんどで、不定期、しかも全体のウェイトが低ければどうってことない支出である。
それを、わざわざ交通費も出してくれるなんて、俺ってすごいと勝手に解釈しているから、このミスマッチの時点でコンサルタントとしての状況を読み解く力としては大きく欠けていると言わざるをえない。
しかも、逆にもし成果が出ない場合、これは大きな逆作用となって跳ね返る。「交通費もだしてやっているのに!」とわずかな金額に執着しているがために逆に怒りポイントが増す結果となってしまう。

この予測を裏付けるかのように、彼の受け持つコンサルはだいたい半年~1年くらいでフェードアウトしてしまう。
本当に残っているのが全数の15%くらいというから驚きだ。
しかし、では彼自身もフェードアウトしているかといえばそうではなく、新しくクライアントを見つける能力には長けているので、
またぞろ今日もどこかで交通費を請求しているのだろう。まさに焼き畑農業。
何か頼もうとしているあなたも、交通費を請求された場合、その根拠はなんなのか、元々の費用に含まれないのか、十分に検討することをおすすめする。

やたら自撮りをアップしている人間に擦り寄るのはよくない

FACEBOOKなどのSNSを見ているとその活動内容は大きく3つに分けることができると思う。

  1. なにもアップしない人
  2. 特別なイベントや気付きがあった時にアップする人
  3. やたら毎日アップする人

1,2は問題はないが、3の人は見ている方が正直つらい。
ただ、それはプライベートに限ってアップしている分にはせいぜい自己愛が強いんだなぁ~と解釈すればまだ割り切れる。
問題はそれをビジネスに活用しようとしている人。
やたら「セミナーに参加」「○○さんと会った」「海外へ到着したらチェックイン」「高級ホテルの部屋から自撮り」「著名観光地で自撮り」という写真でたちまちウォールがその人だらけになってしまう。
ぱっと見忙しそうに見えるのだが、実際問題本当に忙しかったら、こんなの撮ってアップする時間も惜しいはずだ。
そうでないとしたら、これ自体をフックにして新たにビジネスチャンスを作るブラフ的な存在として考えて間違いない。
つまりは「宣伝」である。
だから、「この人なら仕事任せて大丈夫そう」と思って頼んでみたら、期待ほどなにも成果がなかった…ということが往々にしてある。

本当に仕事ができる人というのは、だいたい現在の人脈で十分仕事量が埋まっており、そもそもSNSでアピールする必要もない。
また、セミナーや異業種交流会に参加しなくても今の人脈で異業種との交流もできており、それは自然に集まってくるものである。
つまりビジネス上でアピールするということは仕事がないからアピールしているだけであって、必ずしも依頼者の期待以上の品質が出せるかというとまた別問題である。
どうしてもその人にコンタクトを取りたいのであればなんらかのリスクがあるのを承知でつながるべきだと思う。

休日も仕事しているとやたらアピールする人間は成長しない

FACEBOOKなどのSNSをみていると時折ウォールにこのような投稿が目につく。
「休日だけどバリバリ働く」「休日に働く自分へのご褒美」などなど。
確かに人が働いていないときに働くのはビジネスチャンスでもあるし、どうしてもかたづけなければならない仕事がある時は私事を捨てて働くときもあるだろう。
しかし、今回取り上げるケースは休日出勤が恒常的になってしまっている人のこと。

結局こんな人は規定の時間内にこなすことができずにだらだらと持ち越して仕事をしていることが多い。
時間をかけることこそ美学と思っている意識がそうさせているのかもしれない。
また、家庭を持っている人だと結局家庭の時間を減らして働いていることにつながるのだから完全に時代に逆行していることになろう。
働きたくても諸所の事情で働けない人もいるというのに。

さらにタチが悪い人がいる。それはわざわざ休日出勤をアピールして共感やいいねを押させるような投稿を繰り返していること。
そんな投稿する暇があったらその分の時間も惜しんで仕事に取り組めば?と思ってしまうのは私だけであろうか?
投稿するということは自分のナリを人にみせたいわけだから、承認欲求が強いのであろうか。
本当にメンタルが強ければ人の共感や評判など全く気にしないで黙々と仕事をこなすであろう。
私が見てきた以上、こういう人に限って一日に5回も6回も他愛のないことを投稿したりしているケースが多い。

仕事はかける時間も必要だけど、それ以上にいかに合理的にこなして結果を出すかというバランス感覚が大事であると思う。
それをないがしろにしてただただ時間をかけていることをアピールしているようでは、仕事のやり方自体への工夫に目が届かないし、
出来上がる仕事も実は大したことはないだろう。つまり成長が止まってしまうということである。
また、わざわざ自己アピールしなくても、その人となりであったりは仕事の結果や日常などで十分人に伝わる。
ネット上で有名人になりたいという希望がない限りは、このような自己満足の投稿は控えるべきであろう。

まえがき~新しい生き方を求めて、道なき道をふみしめる

はじめまして、ハンドルネームbecas、晴れてアラフォーの40代独身男です。今日誕生日を迎えました。
40代といえば、人生80年のサイクルの中ですでに折り返し地点に到達。
残すは老いへの一直線か…..?
いやいや、そうはいかない。逆に考えればまだ半分も人生が残っているということ。
だったら過去の経験や人生の叡智を駆使して新しい生き方を考えてみようでは…
そう思ってブログをはじめてみました。
このブログでは、人生においておこるあらゆることについて、こうすればもっと良くなる、という
ちょっとしたハック術を紹介していきたいと思います。
中にはくだらない…と思うこともありますが、人生を良くするのは小さなことからこつこつと…
という感じでお届けしたいと思います。